Skin Cancer
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皮膚原発marginal zone B cell lymphomaの2例
荻田 あづさ青木 見佳子川名 誠司森山 マサミ本田 光芳新井 栄一
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2006 年 21 巻 3 号 p. 345-349

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抄録
症例1, 52歳女性。6ヵ月前より右耳前部に浸潤性紅斑と小結節が出現。症例2, 24歳女性。19歳時より肩から上腕にかけて淡紅色ドーム状結節が出現。組織像は, 両症例ともにgrenz zoneを有して真皮全層に巣状かつ融合状のリンパ球浸潤と, 濾胞様構造を認めた。濾胞周辺にはcentrocyte-like cellを認め, 症例2では病巣辺縁部に形質細胞様のものが増生していた。免疫染色では, 腫瘍細胞はCD20がびまん性に陽性, CD5とCD10はCD20陽性細胞には陰性であった。遺伝子解析では両症例ともパラフィン切片のPCR法で免疫グロブリンH鎖の遺伝子再構成を認めた。全身検索では異常なく両症例ともにcutaneous marginal zone B cell lymphomaと診断した。症例1は放射線治療後再燃し, ステロイド局注にて軽快, 症例2はステロイド局注にて軽快した。
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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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