福島県立医科大学皮膚科学教室
1990 年 5 巻 1 号 p. 113-115
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60歳, 女性。黄色腫様外観を呈した転移性皮膚癌の1例を報告した。初診時, 前胸部,腋窩, 鼠径部に黄色の結節を認めた。光顕では表皮と連続性のない印環細胞様細胞を混じる腫瘍細胞が真皮全層に見られた。これらの腫瘍細胞はCEA陽性を示し, 電顕にて細胞質内腺管を認めた。本症例は, 15年前に右乳癌の既往があり, delayed cutaneous metastasisによるものと考えられる。
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