ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集
Online ISSN : 2436-634X
第30回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2023)
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小規模JavaScriptプロジェクトにおけるclass構文の使用実態の調査
三澤 秀斗西浦 生成笹倉 万里子門田 暁人
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p. 105-110

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抄録

本稿では,JavaScriptにおけるclass構文がどの程度普及しているかを調査するために,近年にGitHub上に登録された小規模なJavaScriptプロジェクトを対象とした分析を行う.JavaScriptは元来,プロトタイプベースオブジェクト指向言語であるが,2015年より糖衣構文としてのclassが導入され,クラスベース風の書き方が可能となっている.調査の結果,class定義を行っているプロジェクトは25%あり,class構文がある程度普及していることが分かった.また,プログラム中で定義したclass以外のオブジェクト(関数,オブジェクトリテラル)のインスタンス生成を行っているプロジェクトは14.3%と少なく,プロトタイプベースよりもむしろクラスベースの記述の方が普及していることが示唆される.これらの結果より,今後,classをより使いやすくする言語仕様の拡張や,ライブラリをクラスとして提供することが望まれると考える.

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