千葉大学皮膚科学教室
1991 年 6 巻 1 号 p. 133-136
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最近10年間に当科で治療したSCC159例, 166病巣について発生母地別に転移率, 予後について検討した。日光角化症由来, 搬痕由来, 先行皮疹なしの群の比較で移転率, 腫瘍死率に有意差はなく, 当科受診前に不完全な治療を受けた例が, 日光角化症由来群に有意に多かった。日光角化症由来のSCCでは原発巣が小さいのに急速な転移をおこす例が多くみられ, 不完全な前治療がこのような転移を助長していると考えられた。
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