相模原協同病院皮膚科
相模原協同病院病理
医科大学皮膚科学教室
1992 年 7 巻 1 号 p. 106-109
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76歳, 男性。 右腋窩皮下腫瘤の一部およびリンパ節を他院にて切除した。1カ月後に同部を中心として紅斑が出現。さらに1カ月半後の入院時には右胸背部から右上肢にかけて浸潤性紅斑を認めた。組織性学的に真皮内に類円形から多形性で核の偏在する腫瘍細胞が集簇し, 細胞質内に封入体を認めた。免疫組織学的, 電顕的検討も加え, 腋窩皮下に原発し, 皮膚浸潤を呈したMalignant rhabdoid tumorと診断した。肺転移も認めた。
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