皮膚の科学
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次第に難治化した理由がパワーハラスメントであったと考えられるアトピー性皮膚炎の1例
青木 敏之
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2009 年 8 巻 Suppl.12 号 p. B702-B705

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抄録

36歳,男性。経理担当の会社員。痒疹型アトピー性皮膚炎。初診後,標準治療で経過を見るが変化少なく,途中から症状が次第に悪化し遂に最悪期に到る。その4ヵ月前にパワーハラスメントの告白があり,原因である上司の転出が最悪期と一致した。その後約6ヵ月で初診時の状態にほぼ落ち着いたが痒疹はなお持続する。

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© 2009 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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