皮膚
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薬疹
原因薬剤究明法についての考察
東 順子
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1984 年 26 巻 3 号 p. 510-516

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抄録

原因薬剤を確認しえた薬疹44例について報告した. テスト法は, パッチテスト, 光パッチテスト, プリックテスト, 内服誘発テストと種々であるが症例によっては検査に長期間要し, 非常に根気のいる仕事である. 乳糖投与時に種々な反応を示し, 陽性とする診断の目の難しさも経験した. 発症時に治療していた主治医, 患者自身の薬剤, 医療の重要性への自覚と協力がない限り成り立たないものである. 今後, 特に他科の医師のさらに密な連携と患者の自覚を希望したい.

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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