皮膚
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消炎鎮痛解熱剤による薬疹
東 禹彦
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1986 年 28 巻 3 号 p. 429-434

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抄録

当科で最近5年間に経験した消炎鎮痛解熱剤による薬疹の14例を報告した。皮疹の型は播種性紅斑が5例, 多型紅斑が4例, 蕁麻疹が2例, 固定疹が2例, Subsepsis allergica 様1例であった。原因薬剤はフェンブフェン4件, メフェナム酸3件, アンチピリン2件, イブプロフェン, インドメタシン, プラノプロフェン, 塩酸チアラミド, サリドン, セデスG, スルピリン, アスピリン各1件であった。これら原因薬剤の決定は全て内服誘発試験で行った。それに関連して内服誘発試験を実施する上で留意すべき事項についても簡単に述べた。

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