皮膚
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酢酸ジフロラゾン製剤 (ジフラール®) の市販後の有用性・安全性の検討
今井 清治清水 直也坂本 ふみ子勝海 薫猪股 成美丸山 友裕永井 透伊藤 雅章本間 博子小林 聰也松村 剛一松尾 茂設楽 篤幸小川 力近藤 裕昭佐藤 良夫
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1987 年 29 巻 3 号 p. 654-662

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抄録

酢酸ジフロラゾン製剤 (以下D-DAと略) ジフラール軟膏およびクリームの難治性を含む2o種の皮膚疾患群に対する市販後の有用性および安全性を確認するために, 新潟県内12施設にて検討を行なった。検討された症例は157例であった。有効率は軟膏では82.3%, クリームでは70.5%の計79.0%であった。副作用の発現は軟膏で1例0.9%であった。有用性は, 軟膏で83.2%, クリームで72.7%の計80.3%であった。以上の結果よりDDA外用剤の20種の皮膚疾患群への顕著な有用性が認められた。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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