皮膚
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水痘・帯状疱疹におけるウィルス特異抗原の検出とウイルス分離の比較
吉田 正己手塚 正
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1989 年 31 巻 2 号 p. 177-181

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抄録

水痘・帯状疱疹患者40例を対象として, ウイルス特異抗原の検出とウイルスの分離を試み, 両方法のウイルス学的診断法としての有用性を比較検討した。ウイルス特異抗原の検出率は95%で, ウイルスの分離率は70%であった。塗抹標本でのウイルス特異抗原の検出は迅速かつ簡便であり, 検出率も高いことから, 水痘・帯状疱疹におけるウイルス学的診断法として臨床的に非常に有用な方法と考える。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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