BALB/cマウスを用いたDNFB接触過敏反応の実験系において, 背部の皮膚にDNFBを1回だけ塗布することによって感作誘導を行い, in vivo並びにin vitroで示されるところの接触過敏反応について検討を行った。その結果, いれの反応も感作誘導後5日目に最大となることが明らかとなった。また, 抗原静注によるToleranceを誘導した場合は, いずれの反応も抗原特異的に完全に抑制された。
これらの結果から, 接触過敏反応におけるin vivoでの反応 (耳介腫脹) と, in vitroでの反応 (リンパ節細胞の特異抗原に対する増殖反応) は, 互いに相関することが示唆された。