兵庫医科大学皮膚科学教室
1995 年 37 巻 5 号 p. 570-572
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
インターフェロン-α投与部位に生じた難治性皮膚潰瘍の1例を報告した。症例は51歳, 男性, 慢性骨髄性白血病の診断にてインターフェロン-αの皮下注射をおこなっていたところ・潰瘍化してきた。両側腹部に板状硬, 暗赤色の局面があり, その中央部に潰瘍を認めた。組織学的には肉芽腫性変化と皮下脂肪織にいたる広範囲な壊死, 線維化であった。治癒が遷延化し難治性潰瘍になったのは, インターフェロン-αが関与したと推察される。
皮膚の科学
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら