神戸大学医学部皮膚科学教室
淀川キリスト教病院皮膚科
1995 年 37 巻 5 号 p. 577-580
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Acral persistent papular mucinosisの1例を報告した。患者は66歳の男性で, 約15年前より両前腕から手背にかけて無症候性丘疹が多数出現した。また病理組織学的には膠原繊維・弾性繊維の難開・断裂がみられ, 特染にてピアルロン酸を主体とするムチンの沈着を認めた。他の合併疾患はなかった。その特徴的な臨床像と併せて, 皮膚ムチン沈着症の比較的新しい概念であるAcral persistent papnlar mucinosisと診断した。
皮膚の科学
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