市立豊中病院皮膚科
1996 年 38 巻 1 号 p. 60-63
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43歳, 女性。4カ月前より右下腿後面に皮下腫瘤が出現し徐々に増大した。2cm大の球形の境界明瞭な腫瘤であった。組織所見では線維性の被膜におおわれた腫瘍塊を認めた。腫瘍細胞は密に配列し, 2層からなる大小の管腔を形成していた。以上より本症例を森岡, 三島の提唱するエックリン真皮内汗管由来の腺腫と考え, eccrine ductadenomaと診断した。各種の特殊染色を行い診断の裏付けとした。
皮膚の科学
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