埼玉医科大学雑誌
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原著
悪性胆道狭窄に対する内視鏡的胆管ステント留置におけるERCP後膵炎危険因子の検討−2施設共同研究−
山本 龍一 西川 稿石田 周幸高橋 正朋原田 舞子長船 靖代加藤 真吾名越 澄子屋嘉比 康治
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2014 年 41 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
【目的】悪性胆道狭窄に対する内視鏡的胆管ステント留置におけるERCP後膵炎の危険因子を明らかにする.
【対象と方法】対象は2005年4月から2011年8月の間に埼玉医科大学総合医療センター及び上尾中央総合病院にて悪性胆道狭窄に対しERCP下に内視鏡的胆管ステント留置した100例.Self expandable metallic stent(SEMS)を留置した67例をSEMS groupとしPlastic stent(PS)を留置した33例をPS groupとした.ERCP後膵炎に寄与する危険因子を検討した.
【結果】全症例のERCP後膵炎の発症率は3.0%でありSEMS groupは7.1%,PS groupは2.3%であり両群に差を認めなかった.膵癌患者のステントの開存期間中央値はSEMS group(8 mm)は136日,SEMS group(10 mm)は140日,PS groupは79日であった.膵癌以外の患者のステントの開存期間中央値はSEMS group(8 mm)は126日,SEMS group(10 mm)は166日,PS groupは137日であった.ERCP後膵炎に寄与する因子として膵癌か否か,主膵管の閉塞の有無,ステント留置前のESTの有無,PSかMS,MSにおけるcoverかuncover,SEMSの径が8 mm か 10 mmの6因子にて多変量解析したところいずれも寄与しなかった.
【結論】悪性胆道狭窄に対する内視鏡的胆管ステント留置においてステントの種類や径,ステント留置前のESTの有無はERCP後膵炎に寄与しない.
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2014 埼玉医科大学 医学会
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