バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
随意運動に伴う感覚ゲーティングの脊髄内機構
関 和彦
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 31 巻 4 号 p. 187-190

詳細
抄録
随意運動によって励起される末梢感覚信号(reafference)は,中枢神経系の中では脊髄に最初に到達する.脊髄を経由してこれらの情報が運動指令に組み込まれ,時々刻々と変化する運動感覚の生成に関わると考えられている.その際脊髄でどのような情報処理が行われ,どのようにして末梢感覚信号が関節運動や運動感覚の生成・修飾に関わるのかを知るために,我々は覚醒行動下のサル脊髄を対象とした電気生理学的研究を行っている.
著者関連情報
© 2007 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top