バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
投球動作のモーション・シンセサイザ
~障害予防をめざした統計モデルの活用~
石井 壮郎
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2015 年 39 巻 1 号 p. 5-10

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抄録
筆者は野球選手やコーチと接する機会が比較的多く,現場でのニーズを聞くことが多い.「どういう動作にするとパ フォーマンスが向上しつつ障害が防げるのか?」「動作をいろいろと変化させたときに,その結果がどうなるのかをすぐ見たい」といったニーズに応えるためには「投球動作シミュレーション」が必要になる.しかし,「解析結果をすぐに見られる」という即時性のあるシミュレーションはこれまでは困難とされており,現場で使うことは難しい.そこでこうしたニーズに近づけるべく,筆者らが開発してきた「身近に投球動作シミュレーションを行う」技術を紹介する.
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