素粒子論研究
Online ISSN : 2433-2895
Print ISSN : 0371-1838
6.ディラック粒子の自己エネルギーとその相討論的共変性
梅沢 博臣河辺 六男
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1949 年 1 巻 1 号 p. 24-28

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抄録
"真空偏極について"(素粒子論研究IV,78頁)の§4に於て,既に,我々が摂動計算に対して提出した虔方を使へば,電子の電磁的自己エネルギーが正しく質量の変換性をもち,W(P)W(o)√<1-β^2>といふPaisの虔方が必然的結果としてでてくること,且有限項もふくめてSchwingerの結果と完全に一致することを報告した.更に同じ虔方を適用することによってC-中間子による自己エネルギーも正しい変換性をもつことがわかる.
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© 1949 著者
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