素粒子論研究
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散乱事象生成子URASiMAを用いたハドロンガスのずれ粘性/エントロピー密度比の計算(基研研究会「熱場の量子論とその応用」,研究会報告)
室谷 心
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2005 年 110 巻 5 号 p. E41-E43

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抄録
最近QGP相は強い相関のある状態であり、その結果としてずれ粘性/エントロピー密度比が異常に小さいのではないかという議論がなされている。われわれは、この研究会でもすでに何度か報告したように、散乱事象生成子URASiMAを使って熱力学量や輸送係数の計算を行ってきた。ここでは我々のモデルで得られた、ハドロンガスのずれ粘性/エントロピー密度比の計算結果を報告する。
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© 2005 著者
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