建設大学校測量部
1999 年 45 巻 1 号 p. 1-8
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1997年1年間の,伊豆半島およびその周辺における電子基準点の変位について主成分分析を行った.第1主成分として,3月を中心とする伊東沖における群発地震活動に伴う変位が抽出され,第2主成分として高さ成分の変動に選択的に現れる成分が抽出された.高さに選択的に現れること,全点に現れる事から,この成分は衛星とGPSアンテナのあいだのレンジの推定誤差によるものである事が示唆される.変動パターンをみると,冬は気圧,夏は気温の変動に類似しており,主として大気遅延に関わる事が推定される.
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