2023 年 43 巻 2 号 p. 106-109
この度は、日本自殺予防学会にて非精神科医として、「地域における連携と介入」のシンポジウムにて発言する機会を与えて頂き、それを改めて、学会誌に報告としてまとめさせて頂く事となった。当日の話の概要として、以下の4つの項目を、更に具体的にお話をさせてもらった。1)プライマリケアでの診療、2)心理・社会的アプローチ、3)希死念慮への対応、4)プライマリケア医の精神診療能力の向上、等である。これらを、非精神科医であるプライマリケア(総合診療)実践の日常診療の経験や、長年携わってきた、医学教育、特に卒前の医学教育において、近年求められる様になってきた心理的・社会的観点を元に、お話しさせてもらった。かなりまとまりの無い、雑多なお話になった事をご容赦願いたい。