社会政策
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ワーキングプア : 労働・生活・運動(<特集>ワーキングプア-労働・生活・運動 社会政策学会第117回大会共通論題)
清山 玲
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2010 年 1 巻 4 号 p. 5-13

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抄録

日本では,近年急速に,ワーキングプアが急増し,(1)技能の形成・継承,(2)次世代の労働力の確保が難しくなってきた。日本企業が国際競争力を勝ち抜けるだけの高い質の労働力の確保と豊かな国内市場を実現する購買力の創出は,資本にとっても重要な課題である。本稿は,ワーキングプアの問題を共通論題として取り上げた第117回社会政策学会での報告および議論を,ワーキングプアの実態と政策に分けて論点整理し,筆者の見解を示したものである。その際,実態面では,量的把握働き方と働かせ方の特徴新しい労働運動の可能性について取り上げた。政策面では,生活保護と最低賃金の関係性,ワーク・ライフ・バランス政策,ジェンダー平等の3つの視点からワーキングプア問題の解決に向けてアプローチした。

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© 2010 社会政策学会
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