2024 年 16 巻 3 号 p. 27-32
共通論題セッションでは、「若者」問題の過去・現在・未来をテーマとして、3人の報告者が、それぞれのフィールドワークの調査研究の成果に依拠して、報告をした。それらの報告に対するコメントは、木本喜美子会員が、コメンテーターとして、本学会誌に寄稿しているのでそちらを参照してほしい。また、共通論題への参加者からは、「若者」問題の現状認識、国や地方政府の取組に対する評価、調査研究方法に関する多岐にわたる質問や見解が表明された。
「若者」問題の本質は、この30年間に変質したのか? もし変わったとすれば、その本質を具現化させる労働市場、企業、地域社会、地方自治体を含む政府の変化を跡づける必要がある。政策としての社会政策が、対峙すべき現実と政策の方向について、あらたな状況に対して何が求められるのか。議論は今後も続くであろう。