社会政策
Online ISSN : 2433-2984
Print ISSN : 1883-1850
小特集1■「高度成長」と「日本的雇用慣行」の再検討
高度成長期における会社・自営業・学歴主義
―一つの問題提起―
野村 正實
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2016 年 8 巻 1 号 p. 70-81

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抄録

 日本の高度経済成長期(1955〜73年)に対する研究が盛んになっている。しかしそれらの研究にもかかわらず,きわめて重要な論点が欠落している。それは,高度成長期において日本は歴史上初めて自営業が多数を占める経済社会から雇用者が多数を占める雇用社会に移行したという事実である。自営業の世界と雇用の世界とでは経済社会原理が基本的に異なっている。本稿は,自営業が果たしてきた役割,雇用社会に移行したことの意義を検討する。

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© 2016 社会政策学会
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