抄録
同一の場所に集合が困難なプロジェクトにおいて、意志疎通を図り、プロジェクト目標を蓬成するにほどのようなマネジメントの仕組みが必要であろうか?複数企業による共同研究プロジェクト事例に沿って、問題点と対応の一例を紹介する。企業の枠を越えて協動しようとすると、企業文化、制度、習慣の違いなど、種々の問題に直面することになる。本発表では、分散した環境のままプロジェクトを構成しようとすると、通信手段の整備のみならず、共通の目標達成意志の形成、成果中心のプロジェクト工程設定、コミュエケーション方法の戦略的な位置付けなどが、重要な課題となることを提起する。また試行した方策、その結果、および問題点を述べる。