プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2000年度秋季
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1-9 プロジェクトマネジメントにおける学理的研究 : ケース研究と基盤工学
梅田 富雄
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 15-25

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抄録

科学は, 一般的に, 帰納, 演繹, 検証のサイクルを繰り返し, 研究対象の諸現象を明らかにする方法に基づく. その結果得られた結論は, 因果性, 無矛盾性, 斉一性の諸条件を満たす必要がある. プロジェクトマネジメントに関わる研究においては, 工学の分野で広く採用されている, ある種の仮定の下で構築された数理モデルを使って問題の解決案を提示する方法, 社会科学の分野で典型的な方法として広く行われているケースまたは事例について研究する方法などが代表な方法であると考えられる. 本研究では, これらの方法に関して, 学理的研究の基盤となる考え方について考察し, 適切な研究方法, 研究結果の特性上の限界について明らかにした.

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© 2000 プロジェクトマネジメント学会
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