抄録
本論文は, 数百名のプロジェクト規模でPMプロセスに基づき、動的に変化するプロジェクトを如何に可視化し、外部/内部的に発生する変更要因を的確にマネジメントする目標で取り組んだ事例である. PMプロセスは、プロジェクトの立上げ、計画、遂行、コントロール、および終結までのプロセスがある。今回は、計画、遂行およびコントロールに対して定量的プロジェクトデータの計測や蓄積の仕組みを構築し、評価のモデル化によりPM能力の向上で成果があった. さらに統合マネジメントに向けて、PMの組織能力度向上のアプローチと課題に対する考察を行う.