プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2001年度春季
選択された号の論文の58件中1~50を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    p. App2-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 赤坂 幸彦, 大槻 義則
    原稿種別: 本文
    p. 1-5
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文は, 数百名のプロジェクト規模でPMプロセスに基づき、動的に変化するプロジェクトを如何に可視化し、外部/内部的に発生する変更要因を的確にマネジメントする目標で取り組んだ事例である. PMプロセスは、プロジェクトの立上げ、計画、遂行、コントロール、および終結までのプロセスがある。今回は、計画、遂行およびコントロールに対して定量的プロジェクトデータの計測や蓄積の仕組みを構築し、評価のモデル化によりPM能力の向上で成果があった. さらに統合マネジメントに向けて、PMの組織能力度向上のアプローチと課題に対する考察を行う.
  • 高地 哲雄
    原稿種別: 本文
    p. 6-9
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトを成功裡に終結させるためには, プロジェクト・マネージャーによるプロジェクトマネジメントが大きな要因となる. 特にプロジェクト遂行においては, リスクマネジメントと品質マネジメントが重要と考える. 本論文では, 筆者がPMを担当しステークホルダーから納期, コスト, 品質面で評価を得たプロジェクトで実施したリスクマネジメント, 品質マネジメントの手法を紹介する.
  • 小出 幸信
    原稿種別: 本文
    p. 10-13
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文では, 物事を判断し決定していく意思決定が, 無意識のうちに心理的要素の影響を受け, 論理的な思考ができず, 時に誤った判断や意思決定を行ってしまうことを説明する. プロジェクトにおいて, 意思決定はプロジェクトマネージャに限定されず, 検討会やタスクチームなど問題解決にあたる各リーダが主になって意思決定する場面が数多く在する. また, プロジェクトの規模が大きくなるに従い, 各リーダへの権限委譲が行われ, 意思決定をすることが求められる. この現状を踏まえて, 各リーダがいかにして正しい意思決定を効率的に実施していくかを, 筆者が経験した事例を考察し, 効率良く正しい意思決定をするプロセスを提案し, 意思決定プロセスを考察する.
  • 甲賀 憲二
    原稿種別: 本文
    p. 14-19
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文は改革のためのプロジェクトマネジメントについて記述している. 経営環境の激しい変化は企業に対してこれまでに無いスピードで抜本的な改革を迫っているが, 構造改革や業務改革プロジェクトの推進に問題を抱え, 経営者の期待に応えられないでいる企業もある. 従来の基本的なプロジェクトマネジメント手法に加え, マルチプル, フレキシブル, メンタルケア, グローバル, 大規模といった改革プロジェクトの特徴と推進ステップのキーポイントを十分に理解した上でアプローチすることが, 成功の確度を高めることになる. 本論文では企業経営に貢献する, 企業の人達を元気にする, 自己成長するといった新しいコンセプトと理論的な裏付けからプロジェクトマネジメントを体系化し, 成功のための重点課題と対応のあり方を述べている. 著者のPM経験とコンサルタント経験に基づき, 先進的なコンセプトから実践的な仕組にわたり全体像を記述している.
  • 杉浦 友佳
    原稿種別: 本文
    p. 20-25
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文では, プロジェクトの状況改善を目的としたレスキュー・マネージメント(Rescue Management)のために, 相互補完的なスキルを有し共通の目標に向かって共通のアプローチのもと取り組めるような少数構成の効率的なチーム, 組織内の判断のスピード化を実現するためのエンパワーメント(Empowerment), メンバーの役割(Role)に重点・をおいたトロイカ方式(Troika Style)のリーグシップ・スタイルを組み合わせ, モデリングすることでハイ・パフォーマンス・チーム(HPT:High Performance Team)モデルを作成した. また, リーダシップの課題重視の側面よりタスク形式による問題点の洗い出し及び, リレーション重視の側面よりMBTI (Myers-Briggs Type Indicator)を実践的に取り入れた既存チームの分析を行うことで, 迅速に且つ効果的なチーム・ビルディングをストラテジック・チーム・ビルディング(STB:Strategic Team Building)として定義し提案する.
  • 浦川 伸一
    原稿種別: 本文
    p. 26-29
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    当プロジェクト事例は, 法案成立により可能となる当国初の新規参入業務をサポートする業務システム開発プロジェクトの事例である. 度重なる法案見送りにより, 四回もプロジェクトスコープ変更並びに業務要件の大幅修正を余儀なくされた, 顧客ニーズとして限られた期間, 予算で進めることが前提条件であったため, とりわけスコープ管理の見直しについては苦心した. その際苦慮した要員配置やシフト, 局面化計画, 仕様変更の管理手順など, 前例のないプロジェクト運営の実践結果につき, 評価し今後の課題につき考察する.
  • 神野 幸英
    原稿種別: 本文
    p. 30-35
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    従来, 情報システム構築プロジェクトにおいては, お客様から受注した時に既に, サービス・インのスケジュールやコスト, スコープなどが与件として決められてしまい, PMBOKの唱える計画フェーズでの周到な準備が充分に実施できなかったケースが多い. 筆者は, これら上流フェーズの重要性を強調し, 首題のプランニング・フェーズを中心に, その実際の進め方と実施すべき主要な作業アイテムを記述する.
  • 佐藤 隆, 佐野 康昭
    原稿種別: 本文
    p. 36-41
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    オリジナルのT型マトリクスでは工程を左右に併記するため横幅が広くなり、表計算ソフトウェアでマトリクスを作成するときに取り扱いにくかった。ソフトウェアの設計・製造工程の直後にレビューを実施することを前提とすることにより、T型マトリクスを折り重ねることができ、横幅を半分にすることができた。また、マトリクスを折り重ねることにより、工程が左から右に統一でき、不具合件数を記入・把握しやすくなった。T型マトリクスをもちいて、5つのプロジェクトの評価指標を算出した。みのがし率/評価技術率/未然防止率は、それぞれ6.3%〜23.2%/94.1%〜82.8%/65.6%〜52.0%であった。これらの評価指標が妥当であるかどうかについては測定件数が少ないため検討しない。
  • 田中 良一
    原稿種別: 本文
    p. 42-47
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトマネジャーは, あらかじめ定義された納期・コスト・成果という制約のもとでプロジェクトを成功に導くことに責任を持っている. しかしプロジェクトの成功とは, これらの制約を守りプロジェクトを終了することだけであろうか. 成功と言われる最も重要な部分は, プロジェクトの過程を通じて, およびプロジェクト終了時にお客様に大きな満足を与えることである. 本論文では, プロジェクトマネジメントの人的行動面に着目して, お客様の信頼を得るための適切なプロジェクト・プランニング, 組織マネジメント, およびコミュニケーションマネジメントについて論じる. 具体的には, プロジェクトマネジャーの基本的な役割についてレビューし, その役割を果たすための方策について詳細に述べる.
  • 川辺 洋一
    原稿種別: 本文
    p. 48-55
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    品質マネジメントはプロジェクトマネジメントの重要な分野の一つである。品質マネジメントシステムにはISO9000という国際規格があり、世界中で広く使われている。そこで、ISO9000がプロジェクトの品質管理とどういう関係があり、どう役に立つかを、筆者の経験にもとづいて考察してみた。本論文では、プロジェクトの成果物の品質ではなく、品質マネジメントシステムの成果物であるプロジェクトの品質を対象にして、ISO9000をプロジェクトに適用する場合の考え方、ISO9000の要求事項とプロジェクトマネジメントの関係、ISO9000をプロジェクトに適用した場合の効果、ISO9000をプロジェクトに適用する場合の注意事項やヒントなどについて、ソフトウエア開発プロジェクトを事例に論じている。
  • 大森 一矢
    原稿種別: 本文
    p. 56-61
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    「品質マネジメント研究会」の研究対象としては、品質に関するグローバライゼーションの動向としてISO・9001s(2000)の改定内容と、アメリカの「シックス・シグマ戦略」についての調査研究を継続し、これまでの発表においてその概要を紹介してきた。「シックス.・シグマ戦略」の理念や全般体系については、日本においても図書や技術雑誌等において、しばしば紹介されてきたが、具体的な手法(tool)については殆ど触れられてこなかった。今回、アメリカから「シックス・シグマ教育図書」としての2000頁にも及ぶ下記の図書を入手したので、品質管理技法の観点からその具体的手法(tool)について検討を行い、日本における対応についての問題事項を探ると共に、その対策についての方策を取り纏めた。(これまでに入手した図書) Mikel Harry Ph,.D.著: 「シックス・シグマ : 世界的な最優秀企業に革新させる戦略的マネジメントの進撃作戦」 以下:V1書と称す 約280頁 第6版 (1997) Mikel Harry Ph,.D.著: 「未来像:シックス・シグマの展望 : 進撃のための道標」 以下:V2書と称す 8分冊: 約1800頁 第5版(1997) Mikel Harry Ph,.D.著: 「シックス・シグマの特性」 (モトローラ社の文書) 以下: M書と称す 約25頁 (作成年次・不詳)
  • 田畑 和彦
    原稿種別: 本文
    p. 62-66
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    今までの進捗管理は, 「作業量」の把握を軽視しているがために, 正確な進捗状況を把握できず, 進捗に遅れが出た場合に適切な対策をとることができないという問題点が存在していた. 今回その問題点を故善すべく, 新書式の進捗管理資料を作成した. しかし, 新しい進捗管理資料には入力項目が多く, 入力負荷の増大によるメンバーの拒絶反応が懸念され, 強引に運用すれば形骸化した進捗管理とならざるを得ない. 継続的かつ効果的な運用が行われなければ, 進捗管理資料を改善した意味がない. そこで意識改革と入力負荷の軽減の両面からの対策を実施することとした。意識改革としては, 進捗管理資料が自分の作業をコントロールするためのものであり, 進捗を管理する人間の為に作成しているのではないという点を, 進捗管理資料(実績の蓄積と再利用)を活用することによる利点と共に強調した. また, 入力負荷の軽減については表計算ソフトの機能を活用した自動化を行い, メンバーがスムーズに新しい進捗管理資料に対する心理的な障害なく移行できることを目指した. 結果として, 新しい進捗管理資料は定着させることが出来, 各メンバーに進捗管理を一つのスキルとして認識させることができた.
  • 坊田 佳紀, 丸山 弘樹, 中山 隆幸, 山本 浩喜
    原稿種別: 本文
    p. 67-71
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    NEDOは経済産業省所管の特殊法人であり, 産業技術分野, 新省エネルギー分野の技術開発等を使命としている。技術開発を効果的, 効率的に実施するためには, 技術開発の目的に即して評価が的確に実施されることが重要である。従来, NEDOにおける技術開発の評価は通商産業省(現経済産業省)において実施されてきたが, 今後, 技術開発プロジェクトに係る評価は移行期間を設けつつ, NEDOにおいて実施することとなった。そのためNEDOにおける評価の枠組みと体制の構築を実施するとともに, 今後の課題を検討した。
  • 阿部 彰吾
    原稿種別: 本文
    p. 72-74
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本稿では, 電子メールやチャット等のコミュニケーションサービスが利用者の生活に与える影響について考察している. ここでは, これらのサービスが従来のコミュニケーションを補っている事例に注目し, その概要を示しコミュニケーションネットワークの特徴について述べた.
  • 堀内 俊幸, 石綿 真紀, 櫻井 健一, 関 哲朗
    原稿種別: 本文
    p. 75-77
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    品質管理は, 20世紀後半の我が国の発展を管理の面から支えてきた技術として世界的に注目されることになった. この技術は規模の大小を問わず我が国の企業に浸透している. 一方で消費構造の変化に伴う製造パラダイムの変化は, リーン生産方式に代表される20世紀の高度経済成長を支えた技術に変わり, プロジェクト型生産方式の導入を期待し, 新たな管理パラダイムとしてのプロジェクトマネジメントの導入を求めている. 堀内らは, 品質管理導入済み企業群における, プロジェクトマネジメントに対する認識の低さを指摘し, 品質管理とプロジェクトマネジメントとの共通点を抽出し, 品質管理とプロジェクトマネジメントの特徴の比較を行った結果, プロジェクトマネジメントと品質管理の間には多くの部分で同質性が見られることを指摘している. そこで, 本研究ではこれまでに品質管理を積極的に導入してきた企業群に対し, 品質管理を基本とした円滑なプロジェクトマネジメントへの移行方法を提案することを試みるために, 早期からプロジェクトマネジメントを導入, 実践している企業を対象にヒアリング調査を行い, これら2つの管理方式の相互補完関係が構築される可能性を示唆することができた.
  • 進藤 昭夫, 越島 一郎, 梅田 富雄
    原稿種別: 本文
    p. 78-83
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    近年の企業プロジェクトは, 高品質, 短納期などの厳しい制約条件の基で, 利潤追求をせざるを得ない状況にある. プロジェクト遂行においては, この様な制約の範囲内で目標達成を可能とする遂行方策を選定し, 経営資源の有効活用を図る必要がある. プロジェクトは, 顧客, 社内外関係者など相対する外部環境との接点があり, お互いに競合関係にある. プロジェクトの種々の制約はこの競合関係に支配される. プロジェクトを有利に遂行するには, 競合関係に対応する戦略を基に, 適切な遂行方策を見出すことが重要となる. そこで本研究においては, プロジェクト遂行を制約する外部環境との関係に着目し, 業務遂行戦略を策定する上での評価要因ならびに遂行戦略の選定方法を提示した. この方法は, プロジェクト遂行戦略を決める上での基盤になると考える.
  • 藤原 良一
    原稿種別: 本文
    p. 84-87
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    情報システム分野はハードウェア依存型の箱売りビジネスから, お客様のご要望を実現するSolution型のシステムインテグレーシヨン(SI)ビジネスへ急速に転換しつつある. プロジェクト・マネジメントも従来の下流工程中心のプロジェクト・マネジメントから, より上流工程のプロジェクト・マネジメントが必要であり, 従来のQuality(Q), Cost(C), Delivery(D)の管理に加え, お客様の要求事項や実現範囲の明確化など, 提案・契約に関連する課題の改善が急務である. この様な背景の中『プロジェクト品質保証業務プロセスの改革』を目指したモダンプロジェクトマネジメントの導入活動を紹介する.
  • 原稿種別: 付録等
    p. App3-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 原田 奈美
    原稿種別: 本文
    p. 89-94
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    「e-ビジネス時代」においては, 情報システム部門においても業務や役割の変革が必要である. 本論文では新しい情報システム部門への変革プログラムの一つとして, 今後情報システム部門がそのミッションを果たすために新たに必要となるスキル体系について提言する. 新しいスキル体系は, 情報システム部門が果たすべきミッションからトップダウンでスキル項目を導出した. この結果, ミッション達成のためには, 経営分野やビジネススキルなど, IT分野以外にもさまざまな分野のスペシャリテイを持つ人材を育成する必要があることがわかった. そのための標準キャリアパスを検討した. さらに, スキル評価・認定のためのガイドラインなど, 客観性を保つしくみを設けて, 明文化した. 最後に, 情報システム部門変革のための実現プランとして, 計画を実施する上での考え方を明らかにした.
  • 市川 克己
    原稿種別: 本文
    p. 95-99
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    ソフトウエアプロジェクトに対する開発期間短縮の要求は実現機能の高度化, 複雑化と共に年々高まっている. しかし多くのソフトウエアプロジェクトは計画した納期確保に汲々としているのが現状でもある. 筆者は開発期間が著しく長いプロジェクトと短いプロジェクトの比較分析と, これらのプロジェクトに携わった管理者へのヒアリングを通して開発期間に影響を与える条件の抽出を試みた. 本稿では, ソフトウエア開発スピードを高めるために特に管理者層が留意すべき幾つかの要因を報告する.
  • 上村 恵洋
    原稿種別: 本文
    p. 100-105
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクト管理を開発プロセスに従っていかに実践しようと, 開発プロセスに問題がある場合は, サービス・イン後に発見する様なソフトウェアの欠陥を作りこんでしまう. より良い開発プロセスを前提としたプロジェクト管理手法を実践する事により, 品質の高いソフトウェアを顧客に提供できる. ソフトウェアの開発中に発見する障害や本番の中での障害は, 実際に実践した開発プロセスの実践の結果であり, その評価はその後のプロセス改善に有用である. 本論文では, 1992年にBasiliらによって提案された総合的なソフトウェア評価の枠組みのGQMパラダイス手法を利用して, ソフトウェア開発においての欠陥データの取り方, 得たデータをどの様に開発のプロセス改善に生かすかの方法論を展開する.
  • 金子 洋
    原稿種別: 本文
    p. 106-111
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトの見積手法としてファンクションポイント法が注目されて既に長い. そして一部で評価は定着しつつある. しかし日本では, 実際の現場で頻繁に使われるまでには未だ遠い状況にある. この手法が普及するには何が障害となっているのだろう. そして, 一般の現場で普通に広く使われるためには何をしたら良いのだろう. この論文ではまず, ステップ数基準で行ってきた従来型の見積り法と比較することでファンクションポイント法の利点を示す. 次に, 実際にファンクションポイント数をカウントする作業を通してその特徴と課題を明らかにする. そして最後に, 見積り手法の発展と普及に今後何をすべきかを考察して行きたい.
  • 池田 浩明
    原稿種別: 本文
    p. 112-118
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    ソフトウェアプロセス改善活動がITプロジェクト問題, すなわちプロジェクトの納期遅延やソフトウェア品質問題などを解決するという理論的な根拠を明らかにすることを試みた。ITプロジェクトの失敗メカニズム及び改善, メカニズムをモデル化し, そのモデルに基づいてある17件の実際のITプロジェクトを調査し, プロジェクトデータを収集・分析した。その結果, ITブロジェクト問題を引き起こす4件の引き金事象と10件の阻害要因が明らかになった。
  • 羽根 葉月
    原稿種別: 本文
    p. 119-123
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    適用業務関発/保守をアウトソーシングする場合, 契約を行ううえでサービス提供量がいったいどれだけなのか, 把握することが肝要である. 手段のひとつといしてFR(ファンクションポイント)を尺度に用いる場合, 適用業務全体が保有するFP値の契約締結という短期間での計測が必要になる. 効率的にFP計測を行うための考慮点を以下の4つとし, 実際にFP計測を行った上で, 留意すべき点を論述した. 1. FPを計測するのに必要な工数をどのように見積もれば良いのか. 2. お客様案件において, FP計測のための前提条件はあるか, またそれは何か. 3. FP計測の簡易法は適用できるか. 検証方法として, 若手ITエンジニア3名および経験者によりカウンターとして協力を依頼し, FP計測作業時間, 計測されたFP値, またFP計測に対するコメントをもとにこの事例をまとめた.
  • 岡村 正司
    原稿種別: 本文
    p. 124-129
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    ソフトウェア開発工程の中で, 単体テストケースの選定は重要である. 開発工程で最も要員を確保する局面であり, 開発生産性向上が望まれる. 単体テストケースの選定手法は, 主に3種類あり, C0, C1, C2と呼ばれている. 当論文では, C1テストケースの有効性を対象にしている. 構造化設計で採用される分岐のパターンを中心に, C1テストケースの作成方法とC2に比較しての生産性向上をまとめる.
  • 治田 倫男
    原稿種別: 本文
    p. 130-134
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文では, アウトソーシングにより設立されたジョイント・ベンチャー企業(アウトソーソシング・サービス提供会社)の組織の再構成について取り上げる. この企業の組織は当初、非集中の事業部制組織であり, 現在, この組織を再構成し, 効果的かつ効率的な統合化された組織にすべく, 変革中である. この「組織の統合化」に向けてのつのアプローチ方法について述べる.
  • 蓮池 昌英
    原稿種別: 本文
    p. 135-138
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    アウトソーシングとういう領域は, 通常のプロジェクトとしての定義からすると特異なパターンに属している. その理由は, 明確なアウトプットが存在するわけでなくお客様に対してサービスという無形のアウトプットを提供する点にある. プロジェクト・スコープという観点ではアウトソーシング契約書に依存することになるが現在の日本の状況では, 契約書の中で提供するサービス範囲の細部に渡って網羅しているわけではない. 現プロジェクトの経験事例として曖昧な契約条件より発生する種々の問題から正常な運用を開始するためのアウトソーシングのトランジション・マネジメントに求められる要件につき述べる.
  • 吉岡 敬友
    原稿種別: 本文
    p. 139-143
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    IBMでのアウトソーシングサービスにおけるプロセスは, 大きく3つのフェーズに分かれる. 一つは, 契約までの調査・設計フェーズ, IBMの運用形態にするまでの移行フェーズ, それからIBMの責任のもと, 運用をおこなうデリバリーフェーズに分けられれている. 今回は, 汎用機におけるシステム運用を請け負うアウトソーシングサービスとしての3つのフェーズの中から, 移行フェーズにおけるお客様機械設備室からIBMのアウトソーシングサービスセンターへの機器の移設と, システムのマイグレーションを同時におこなうプロジェクトでの経験を生かして, PMの役割について述べる.
  • 福田 祥久
    原稿種別: 本文
    p. 144-149
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    システム開発のプロジェクト遂行上の管理として, プロジェクト管理を構成している主な対象領域は, 進捗管理, 問題管理, 変更管理およびリスクマネジメントである. そこで, これらのプロジェクト管理全般については, 実践的な管理技法と仕掛けであるPMIS (Project Management Information System)について基礎理論およびメソドロジーと位置付け, 2000年度春期研究発表大会で「グループウェアによる実践的な管理技法」として統合プロジェクト管理ツールCPMT (Consolidated Project Management Tools)を用いたプロジェクト管理技法について発表した. また, その続編で実際のプロジェクトへの適用方法として, 2000年度秋期研究発表大会で「問題管理の実践的なプロジェクト管理事例」について発表した. 本論文では秋季大会の続編として, 変更管理の適用方法について述べる. この仕組みへはIBMだけではなく, お客様, 業務委託会社にも参画してもらい, 共通認識を持つためのコミュニケーション・ツールの位置付けを含め, 実践的かつ効果的なPMISとして活用している, これから初めてプロジェクト管理を経験される方や, 既にプロジェクト・マネジャーとして活躍されている方で, 即に役立つ変更管理技法とPMISを探している方へ最適な解決策を示す.
  • 小原 重信
    原稿種別: 本文
    p. 150-155
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトマネジメント知識体系は学際的な基本概念や実践用語から構築されている. その枠組に統合された知識は自然, 社会, 人間活動の調和を意図した知的集積であるが, 応用領域の実務規範や経験知の集積であるため, 実践有効性が優先して説明され科学認識視点での論理が明確に説明されていない. 本論では一般的な共有認識である使命達成型のチームによる創造活動を視座として, ディシプリン, コンテキスト, フレームワークなど知識系の基礎概念と目標設定, ブレークダウン, プロセスなどプロジェクトマネジメントを支援する論理について考察しその限界と発展性を指摘する.
  • 西橋 幹俊
    原稿種別: 本文
    p. 156-161
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    著書出版もプロジェクトの一種である. 本稿では, 最近出版された二つの著作の成立過程に着目し, それらが仕様学のあるスキームの適用例とみなされることを示しつつ, それらの対比の中で, プロジェクトマネジメントの知識体系や諸科学分野の知識体系とは独立な仕様学の意義を浮き彫りにする. また, このスキームがきわめて一般的でありながら, 現実的にかなり有効なツールとなりうるであろうことを示すと同時に, ある種「素朴な」疑問・設問がプロジェクトの達成に対して持つ現代的意義について考察する. また, ここで用いた例に登場する三者の役割を考察した上で, 将来の価値連鎖社会を垣間見る.
  • 寺井 あすか, 越島 一郎, 梅田 富雄
    原稿種別: 本文
    p. 162-167
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトにおいて, スケジュールの遅れはコストに対し多大な影響を与える. 遅れに対する対処の方法は, 実践面から種々考案されているが, プロジェクトの遅れ現象に関わる本質的な理解はなされていない. そこで, 本研究ではプロジェクトの一連の作業において遅れが生じるメカニズムを明らかにすることで, 新たなスケジュール管理の可能性について提言する.
  • 原稿種別: 付録等
    p. App4-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 船渡川 和男
    原稿種別: 本文
    p. 169-174
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    あらゆる意味で非常に複雑化するマイクロIT[1]製品の1つである組み込み製品の開発・製造において, 筆者はIBMにおいてプロジェクト全体に責任を持つPDT (Project Development Team)リーダーという立場から, プロジェクトにおける関係者の役割分担やスコープ, プロセスの不明確さが, 結果に大きな悪影響を与えてしまうと考えている. それらの不明確さを取り除くために, 当事者間の申し込みと承諾を基にするコントラクトは有効な手段と考える. 筆者のプロジェクトでの問題を事例として, 曖昧になりがちなコントラクト・マネジメントの重要性について解説する.
  • 新免 孝
    原稿種別: 本文
    p. 175-178
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    業務パッケージを用いるプロジェクトは既に幾つも実施されているが, 一般的にメリットのみが強調されがちであり, 採用・実施時点の様々な注意点には余り配慮されていないのが実状と考えられる. 実際の開発時に起こる問題点として, 個別業務要件に合わせる為に必要となる新規開発に伴う問題点と共に, 既存ロジックに対して修正・変更時に於ける問題点が同時並行的に起こることに加えて, 業務パッケージ適用であるが故の特有の問題点が存在することである. 当報告では, 複数の実プロジェクト実施時に直面した問題点での経験を元に, 業務パッケージ採用時のメリットを最大化する方策について考察してみる.
  • 榎本 眞三, 中島 邦彦, 加藤 和彦, 五百井 俊宏
    原稿種別: 本文
    p. 179-180
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    地域における産業の空洞化は, 日本経済の停滞の一つの原因と言われている. この空洞化への対応策として, 地域における新規産業の創出が有効であると考える. 新規産業創出の方法として, 地域コンソーシアム研究開発プロジェクトがある. これのプロジェクトは, 産学官連携による研究開発を行うものである. しかし, このプロジェクトは研究期間, 参加機関の文化と目的, あるいは, 運営方法などの面で問題があるといわれている. そこで, 本研究では, 地域コンソーシアムの現状の問題点を分析し, その改善策としてプロジェクト手法の導入を提案する.
  • 丹羽 忠夫, 梅田 富雄
    原稿種別: 本文
    p. 181-186
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    生産財の新製品の企画・開発は実際に製品を市場に出すマーケティングを通じて新製品の市場での価値が初めて決まる。従来生産財の新製品の企画・開発のプロジェクト管理では明確にマーケティングまで考慮したプロジェクト管理がなされていなかったため、企画段階のコンセプトの良さにもかかわらづ、最後のマーケッティング段階で開発技術とマーケットニーズとのミスマッチが生ずる例が多い。汎用部分と各業種毎に必要なアプリケーション部分を持つパイプレスブラントの企画、開発、マーケティングを通じたプロジェクト管理を実際に行った結果の考察に基づいて生産財のマーケティングまで含めた企画・開発プロジェクト管理の必要性、方法論を提案する。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App5-
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • 郭 志堅, 西尾 雅年
    原稿種別: 本文
    p. 187-191
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本研究では情報システム開発プロジェクトにおいて製品の品質を上げるために, DOA(データ中心情報システム構築の方法)が用いられる時, どのような点が品質に影響を与えるかを検討する. そのために情報システム開発学習プロジェクトを立ち上げ, その情報システム開発経験に基づき, データ分析段階と"Access"を利用した実装段階のいくつかの留意点を纏めたので, その結果を報告する.
  • 三井 秀明, 西尾 雅年
    原稿種別: 本文
    p. 192-196
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクトの成功に関する研究には「スケジューリング論」「リーダシップ・組織論」「品質管理」といった分野がある. その中で「文化」と「求められるプロジェクトマネジャ(以下PMr)」に関する研究の多くは定性的に述べられており, 定量的に評価されるものは少ない. 単にアンケート結果をグラフ化しているものが多く見受けられる. より踏み込んだ研究には工学的アプローチによる客観的な評価が必要不可欠である. そこで本研究では, PMのネックになる「文化」と「PMr」について, 工学的アプローチであるISMとAHPを使用し研究を行う^<[3]>.
  • 角 一徳
    原稿種別: 本文
    p. 197-198
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    PMBOK Guideは, プロジェクトの有期性を明示し, 対象とするリスクマネジメントの範囲もプロジェクトライフサイクルの範囲に限定している. 一方で, プロジェクトの成果物が, プロジェクトライフサイクルを超えて引き起こす事故や現象が, プロジェクトの創生母体である企業の持続的な活動に影響を及ぼすであろうことは想像に難くなく, その対応について考慮することは必然といえる.1970年代に提案されたテクノロジアセスメントの手法は, 環境との共生を標榜する企業活動の広がりとともに, 再び注目を集めている. 本研究では, プロジェクトの計画段階に対し, テクノロジアセスメントを導入することで, プロジェクトの結果に内在するリスクを予測し, プロジェクトの創生母体に対するプロジェクトの負の影響を管理することを提案する. 特にリスクイベントの具体化の時期や影響の程度の予測が困難である. プロジェクトの結果による環境リスクの存在に注目し, プロジェクトの実施主体者である企業持つべきモチベーション構造について議論し, その必然性を明らかにした.
  • 矢野 憲尚
    原稿種別: 本文
    p. 199-200
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    これまでのシステム開発では, 勘や経験, 度胸などといった不明瞭な意思決定方法で, プロジェクトの管理が行われてきた. そのような状況下でも, 優秀なプロジェクトマネージャがいれば, 企業は十分な利益を得ることができた. しかし, 情報技術の導入が進むにつれて, システム開発の量と複雑さは増加し, その開発サイクルは短くなり, 従来の組織体系では, 現下に必要とされる意思決定のスピードには対応しきれなくなってきた. そこで, プロジェクト単位で, 迅速な意思決定をおこなうために, プロジェクトマネジメントスキルを持った人材が求められているようになった. しかし, 要求を満たすだけの数のプロジェクトマネージャが存在しないのが現実である. このような状況下で, プロジェクトマネジメント教育を普及させる, よりよい方法が模索されている. 本研究では, 現在行われているプロジェクトマネジメント手法の教育方法を調べ, プロジェクトマネジメント手法の習得には, どのような方法が適しているのかを考察し, その中から具体的な方法としてCAIによるシミュレーション上で, 学習者が体験的学習を行えるような教育を提案するものである.
  • 藤本 絢子, 薬師寺 悠木, 五百井 俊宏, 榎本 眞三, 加藤 和彦
    原稿種別: 本文
    p. 201-202
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    独自の成果物またはサービスを提供するための有期的な活動である各種プロジェクトを成功させるためには, 各種リソースを有するプロジェクト環境を評価することが重要となる. 本研究の目的は, プロジェクトにおける環境を評価し, プロジェクトを進める上での指標となる評価システムを構築することである
  • 細川 晋太郎, 西尾 雅年
    原稿種別: 本文
    p. 203-207
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    情報システム構築の実務経験のない学生を対象にDOA(データ中心情報システム構築の方法)の本質を理解させることを狙いとして, DOA教育の中核をなすデータ分析プロジェクトをすでに計画・実践してきた. 本研究はDOAの本質の理解を一層深めることを目指して, そのためのCAI(コンピュータ支援教育)システムを構築しデータ分析プロジェクトを実施したのでその結果を報告する.
  • 柿木 健, 西尾 雅年
    原稿種別: 本文
    p. 208-213
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    最近, 大企業, ベンチャー企業をはじめとする企業が先を争うようにインターネットビジネスに参入している. しかし, その中でECサイトを構築することによって期待する利益及び競争優位を築けている企業はほとんど見当たらず, 彼らは成功のための条件すら明確に認識していないことが多い. そこで本研究では, 「もの商品」を差別化して販売するネットビジネスの成功を合理的に保証する条件を明らかにし, その中でITで支援可能な部分はどこか示し, それらをまとめて差別化成功のためのフレームワークを構築する.^<[1]>
  • 森田 幸治, 越島 一郎, 梅田 富雄
    原稿種別: 本文
    p. 214-218
    発行日: 2001/03/12
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    プロジェクト実行の際, 様々な問題が発生する中でプロジェクトマネジャは経験により多くの問題に対応する知識を培っていく. この課程で, プロジェクトマネジャは経験によって, 問題を認知する構造が頭の中に形成されていると考えられる. 本研究では, ITプロジェクトにおける成功と失敗の要因と要因間の関連を組織的に求め, 要因間の構造化を行うことで, 問題認知構造モデルを構築した. 更に, 複数のプロジェクトマネジャのISM構造を精査することで, プロジェクトマネジャ経験者に共通の問題認知構造が存在する事を確認したので報告する.
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