抄録
本研究は, ソフトウェア開発プロジェクトを成功に導くための要因となるステークホルダ間の円滑なコミュニケーションを確立するために, ステークホルダ満足を考慮したコミュニケーション構造を明確にし, ステークホルダ満足獲得の重要性を示すことを目的とする. 様々なステークホルダをプロジェクトへの関与の仕方を基準に層別を行い, それぞれの満足獲得構造を明確にすることによって, 特徴、要求の明確化を行った. 次に, 戦略的システムの概念を, コミュニケーションマネジメントに応用し, 戦略的コミュニケーション構造を提案した. さらに, 戦略的コミュニケーション構造をもとに, ステークホルダの要求変化に対する対応策について考察した.