プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2005年度春季
セッションID: 1301
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1301 要求定義へのビジネスモデリング方法論の適用(一般セッション)
木俣 亜樹斉藤 信也
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抄録
システム開発におけるTo-Beモデルの策定においては,要求定義の精度の良し悪しが,大きな影響を及ぼす.お客様の真の要求を理解しない,あるいはお客様と明確な合意が取れないままに開発を進めてしまうと,結果的にお客様に満足していただけるシステムは実現しない.NTTデータでは,この問題を解決し,適切なTo-Beモデルの作成を実現させることを目的として,独自にビジネスモデリング方法論「MOYA」(Model-Oriented Methodology for Your Awareness)を体系化している.MOYAは,お客様要求とその背景の情報をモデルで表現するところに特徴がある.誰もが直感的にイメージできるモデルを用いてお客様との議論を重ねることで,要求定義の精度を向上することが可能となる.本稿では,MOYAの概要を説明すると共に,金融分野における実プロジェクトヘの適用事例を紹介する.
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© 2005 プロジェクトマネジメント学会
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