プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2006年度春季
セッションID: 2310
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2310 プロアクティブなソフトウェア品質管理を行うためのフレームワーク(一般セッション)
井上 利行西川 文昭浅井 省吾
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抄録
問題プロジェクトを分析してみると,品質を各工程で確保しなかったことが,試験後半になってサービス開始を脅かしたり,コスト超過に陥ったりする主要因になっている.無論,どのプロジェクトにおいても,最初から意図してずり抜けを起こしているわけではなく,状況から仕方なく是認して進めているか,ある時までまったく気がつかずにいるかのどちらかであることがほとんどである.このような事態になることを防ぐためには,すべてのソフトウェア開発プロジェクトにおいて最低限実施しなければならない品質管理上の重点ポイントを設定し,それを実行すること,および品質状況を可視化することが重要である.本論文では,筆者らのプロジェクト経験とPMOの立場でプロジェクトの品質管理を支援した視点から設定した,ソフトウェア開発プロジェクトにおける品質を確保するためのフレームワークについて述べ,その導入効果について考察する.
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© 2006 プロジェクトマネジメント学会
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