プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2007年度秋季
セッションID: 2214
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2214 ROC曲線を用いた開発中の指標とサービス開始後品質との関係の可視化(一般セッション)
山本 英之副島 千鶴服部 昇吉野 順端山 毅
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会議録・要旨集 オープンアクセス

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抄録
ソフトウェア開発プロジェクトを成功に導くためには,プロジェクト実績データを分析することにより,開発の現場で発生している事実を定量的に把握することが重要である.これまで,ソフトウェアの最終品質を確保するために開発中の指標に管理限界等を設定し,指標の実績値に応じて適切な対策を打つことで品質管理が実施されている.しかし,開発中の指標とソフトウェア最終品質との関係については定性的な把握に留まっていることが多い.そこで本稿では,臨床医学の分野で検査の精度評価に用いられるRoc曲線(Receiver operating characteristic curve)を用いて,プロジェクト実績データに含まれる開発中の指標とサービス開始後品質との関係を分析する.そして,開発中の品質指標の内,どの指標がサービス開始後品質の良悪の予測に有用であるかを定量的に把握する方法を検討する.
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© 2007 プロジェクトマネジメント学会
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