プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2008年度春季
セッションID: 1504
会議情報

1504 プロジェクトマネジメントの仕組みと実行レベルの評価に基づくプロセス改善手法 : 品質経営評価技法の適用によるプロセス改善(一般セッション)
下田 篤久邇 朝宏永松 陽明岡田 公治門脇 潤喜古 俊一郎薮田 昭司細谷 清和毛利 守夫
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

詳細
抄録

環境変化が激しいグローバルな競争下で,高品質な製品やサービスを安定して提供し続けるためには,製品実現のための業務プロセス(プロジェクトプロセス)の絶えざる改善が必須である.このために,従来,品質マネジメントの仕組みの構築レベルを監査するISO9001監査やプロジェクトマネジメントの仕組みの実行度を高頻度にモニタするプロセスQA (Quality Assurance)が実践されてきた.しかし,これらの取り組みは仕組みか実行のいずれかの評価・改善に重きを置いたアプローチであった.本報告では,我々が開発して来た品質経営評価技法に基づくプロセス改善手法について提案する.提案手法は,仕組みと実行の両面からプロセス品質を評価した結果を用いて,組織状態に合致したプロセス改善候補を仕組みと実行から選択するものである.提案手法を社内のプロセス改善活動に適用した結果,短期間の改善活動でプロセス品質の改善効果を確認できた.

著者関連情報
© 2008 プロジェクトマネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top