プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2008年度春季
セッションID: 1705
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1705 ステークホルダー価値を基にしたRFP評価モデルと活用方法の提案 : プロジェクト計画におけるQFD応用研究会報告(研究会セッション)
劉 功義横山 真一郎石井 信明田村 智幸牛嶌 一朗中村 直人酒巻 弘晃加藤 俊木野 泰伸河合 一夫日下部 裕美
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抄録
プロジェクトの初期段階における顧客要求をまとめたものとしてRFP (Request for Proposal)がある.RFPを基に顧客と供給者とのコミュニケーションをとり,要件定義,プロジェクトスコープの定義,計画立案を行い初期段階における顧客要求の充足が図られる.しかしながら,RFPに顧客要求の項目不足や要求背景の欠如といった問題があり,要件定義の作業負荷増大,要求変更の頻発,成果物の顧客要求との不適合に繋がる可能性が高い.そのため,プロジェクト初期段階でRFPを評価し,不足箇所等を明確化する必要がある.一方,プロジェクト計画におけるQFD応用研究会では,RFPなどに表される顧客の要求を基として,要求項目と解決案,成果物に求められる機能,製品などの具体的な実現要素に落とし込む展開表,および関連表で構成される要求整理方法をQFDの考え方を用い提案した.本年度は要求整理手法の展開として,ステークホルダー価値を基にしてRFPの不足箇所等を指摘する評価モデルを検討し,作業負荷を抑えるために形態素解析を用いたRFP評価モデルの活用方法を検討した.
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© 2008 プロジェクトマネジメント学会
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