プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2009年度春季
セッションID: 2408
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2408 アウトソーシングの成熟度によるソフト開発費の推定(一般セッション)
宮原 智晃五十川 隆文
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抄録
本論文においては,ソフトウェア開発のオフショアと国内外注の効率について,アウトソーシングの成熟度を考慮した計算方法を提案し,簡単な例における数値比較を行った.コスト増減項目はアウトソーシングの成熟度項目と一対一に対応しないので,コスト項目ごとに対応する成熟度を推定し,これによりコストを計算し,合算した.試算においては,オフショアの効果は,最良では開発費が40%削減になるものの,最悪では22%増加する.一方国内外注であれば, 12%の削減が得られることとなった.今後社内外の実例により各項目と増減率の信頼性を向上させてゆくとともに、顧客への開発体制の提案に当たっての根拠のひとつとして利用してゆく予定である.
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© 2009 プロジェクトマネジメント学会
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