抄録
海外における建設プロジェクトの支援を目的とした業務改革プロジェクトを推進している.それはWBSの考え方をベースに建設プロジェクトに係わる情報を一元管理し,プロジェクトの見える化や分析を支援することを特徴とする.本研究では上記の取り組みで一元管理する重要な情報の一つとして海外建設プロジェクトのリスクを評価するシステムを開発した.本システムはチェックリストベースのスコアリングによりリスクの定量評価を行う.チェックリストは約2000件のリスク要因の情報を整理することで,約250件のチェック項目として定義した.本評価結果を用いることで,各種のグラフを用いたリスクの見える化や対応すべきリスク項目の抽出等の支援を行う.本システムは2011年5月から運用が開始され,2012年1月までに11件の実プロジェクトを評価した.