主催: 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
近年,海外へITシステムの開発を委託するオフショア開発は一般的な形態となっている.オフショア開発は必要な労働力を,国内に比べ安価に確保できるメリットがあるものの物理的な距離が遠いことや,言語や文化の違いなどから発生するコミュニケーション不良に起因するトラブルが多く発生している.このようなトラブルを軽減させるには,作業発注計画段階から詳細なコミュニケーションルールを定めるともに,コミュニケーションメディアを積極的に活用しながら実行段階でプロジェクト参加メンバーの特性を理解したうえで計画通りに実施できているか十分に確認しながらプロジェクトを推進することが有効である.