プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
ソフトウェア開発者間のコレスポンデンスの監視による問題の検知(<特集>人とチームのマネジメント)
馬場 茂雄伊藤 裕子小山 貴和子田中 裕大會澤 実
著者情報
ジャーナル 認証あり

2012 年 14 巻 1 号 p. 9-14

詳細
抄録
プロジェクトを成功に導くためには,プロジェクト内の問題を早期に検知し,早期に問題への対処を行うことが重要である.早期に問題を検知するためには,リアルタイムに更新される情報への監視が有効である.リアルタイムに更新される情報として,開発者間のコミュニケーションのための機能を備えたシステムによって自動的に蓄積されるコレスポンデンスがある.本稿では,開発者間のコレスポンデンスに着目し,その状況の監視と観察によって,プロジェクト内で発生するいくつかの間題を容易に検知できることを示す.プロジェクト内の問題の影響がコミュニケーション上に現れやすいソフトウェア開発への本手法の適用は,より有効であると考える.
著者関連情報
© 2012 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top