抄録
BL20B2 にて実施されているX線位相 Computed Tomography (CT) の高性能化として、高分解能計測が可能な光学系の開発と、その実用化へ向けた計測条件の検討を行った。X線位相 CT 再構成像のエッジプロファイルより見積もった空間分解能は 16 µm であり、そのときの密度分解能は 1.7 mg/cm3 であった。また、測定時間や密度分解能に影響を与える露光時間を変数とした計測条件の検討や、オフセット CT を用いた高分解能かつ広視野計測へ向けた計測条件の検討を行った。