抄録
下部マントルに相当する超高圧高温条件下での安定的な弾性波速度測定を実現するべく、高圧セル、X線光学系、測定システムの改良を行った。本実験では特に発生圧力の高効率化を目指し、2段アンビルに高硬度の超硬合金を使用し、圧力媒体・ガスケットの設計や加工法の改良を行った。これにより室温下での圧力発生効率の改善には成功したが、加熱時のヒータートラブルを発端としたブローアウトの発生により、系統的な弾性波速度データの取得には至らなかった。本高圧高温実験の経緯と付随的に行ったX線吸収像の改良法について報告する。