SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section C
屈折レンズを利用したマイクロビーム小角散乱測定の検証
増永 啓康
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2024 年 12 巻 1 号 p. 61-63

詳細
抄録
 高分子材料の局所領域における構造評価を実施するために、屈折レンズによるX線の微小化および小角X線散乱測定による評価を行った。従来、利用していたピンホールで光をコリメートするマイクロビームでは Φ 8 µm 程度のX線であったのに対し、3 x 2 µm 程度のX線を利用することができた。また、フォーカス距離が十分に長い屈折レンズを利用し、2 m のカメラ距離を確保することで、小角分解能を確保することができた。
著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top