甲南大学理工学部
昭和薬科大学
2024 年 12 巻 2 号 p. 83-88
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籠型分子や多孔性配位高分子の細孔内に取り込まれたゲスト分子の挙動を明確にすることは重要である。しかし結晶構造解析において、遊離した分子の構造を特定することは非常に難しい。我々は、細孔内からの溶媒脱離による結晶劣化を防ぎつつ、迅速に測定することを目的として、結晶試料を溶媒蒸気とともにキャピラリー内に封入する手法を行った。本研究では、この手法により、籠型のパラジウム錯体内部に取り込まれた溶媒分子を観察することを目指した。
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