SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
硬X線光電子分光法による電位制御下鉄鋼表面状態分析(2)
土井 教史池永 英司保井 晃
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 12 巻 3 号 p. 161-164

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抄録
 再生可能エネルギー機器用の構造用鋼として、コスト、余寿命のバランスのとれた鋼材の提案が求められている。コスト削減、余寿命予測のためには、構造用鋼の耐食性向上が必要となる。鋼の耐食性向上のために防錆剤としてインヒビターの利活用が広く検討されている。その防食効果発現機構検討技術として、硬X線光電子分光法を用いた固液界面解析技術の適用性を、広くインヒビターとして用いられる Mo 酸を用いて検討した。溶液中で Mo が6価で存在する可能性が高いことが確認できたが、Fe 上での状態は特定できなかった。
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