抄録
圧力印加 SAXS 測定によってポリスチレン-b-ポリイソブチルアクリレートの相挙動を観測した。SAXS プロファイルにおいて、相分離構造からの散乱ピークが消失する温度あるいは圧力が存在し、相分離状態から相溶状態への転移(ODT)ではなく、両相の電子密度が単に一致する状態であることが分かった。コントラストマッチングは両相の等温圧縮率を考慮することで定性的にも理解ができることが分かった。また ODT も観測される領域も見いだされ、上限臨界秩序・無秩序転移および下限臨界無秩序・秩序転移が合わせもつ系であることも分かった。