SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section C
BL43IRの現状(2014)
森脇 太郎池本 夕佳木下 豊彦
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 3 巻 1 号 p. 258-264

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抄録
BL43IRでは赤外放射光の高輝度性を活かし、通常実験室光源では達成できない、微小領域、微小試料の赤外顕微分光を行っている。このため、高空間分解顕微鏡、長作動距離顕微鏡、磁気光学顕微鏡の三種の赤外顕微鏡を備える。また、回折限界を超える空間分解能を得るために近接場顕微分光装置の開発を行っている。2013年度の高度化では、輸送光学系に起因する振動ノイズの除去と水溶液測定セルの整備に重点をおいた。このほか、赤外近接場分光装置の開発や円偏光利用のためのスタディも行った。
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