SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
高アルカリ性溶液に接する岩の透過像−XRD連成法による変化の分析
人見 尚鵜山 雅夫
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 4 巻 1 号 p. 102-106

詳細
抄録
大深度地下に建設が検討されている放射性廃棄物処分場には、坑道の安定性確保などの目的でセメント系材料の使用も検討されている。本実験では、セメント系材料に触れて高アルカリ性溶液となった地下水の坑道周辺の母岩である花崗岩に及ぼす影響の把握のため、花崗岩の浸漬試験を行い、また時分割で透過像と局所X線回折を行い、アルカリ作用により41時間程度の浸漬においても構成鉱物の変質が起きることを見出した。
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top