SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
石油増進回収技術への応用を目的とした油-鉱物/水-鉱物の2相界面における吸着構造解析
松岡 俊文片所 優宇美立山 優小林 和弥葭谷 暢仁今泉 昂憲日比 隆太郎澤 侑乃輔草薙 和也杉山 俊平岡本 直樹三野 泰之下河原 麻衣鐵 剛志梁 云峰蜂谷 寛福中 康博村田 澄彦廣沢 一郎
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2016 年 4 巻 1 号 p. 145-148

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抄録
石油増進回収技術の開発には、油-鉱物、水-鉱物の界面における水分子および油分子の集積、吸着現象の解明が必要である。本研究では白雲母に対する純粋シクロヘキサンと水飽和シクロヘキサンの吸着構造の違いを調べるためBL19B2において20 keVの入射X線エネルギーでX線CTR散乱法の測定を行った。今回、雲母基板を強固に固定する工夫を行うとともに、X線による照射損傷の影響を軽減するため、多軸回折計のXYステージを用いて照射位置を移動させる工夫を行った結果、L = 2.1–13.9の範囲で良好なCTR信号を測定することができた。また、水飽和シクロヘキサンの場合、水が雲母表面に吸着して油-鉱物界面の吸着構造が変化することが確認できた。さらに、純粋シクロヘキサンの場合に対する界面近傍の電子密度分布を解析した結果、シクロヘキサンの吸着層が確認できた。
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