SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
超高速・低温フレームを特徴とする衝撃焼結被覆技術を用いた、昇華性材料、窒化アルミニウム(AlN)溶射皮膜の気孔率評価方法の開発
髙橋 勇一石田 一成河合 貴士山本 亮一小林 正和戸田 裕之
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2017 年 5 巻 1 号 p. 88-91

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抄録
原料粒子を超高速に加速し基材に衝突させ、その衝撃により焼結させ成膜する技術(以下「CASP」という。)による最適皮膜特性の確立に関して、最大の研究課題は、耐プラズマ性および熱伝導性・放熱性を向上させることであり、窒化アルミニウム(以下「AlN」という。)皮膜の緻密性を向上させることに他ならない。この膜の緻密性の評価方法として、大型放射光施設であるSPring-8の結像型X線CTによる断面画像から空隙の割合を求め、この値をもとにSEM画像の2値化の閾値をチューニングするという気孔率の評価方法を開発した。
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