SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
酸化還元酵素における分子間電子移動メカニズムの解析:金属活性中心幾何構造の制約起源に関わる構造基盤
野尻 正樹
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 7 巻 2 号 p. 172-176

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抄録
 酸化還元酵素の中でもその活性中心に金属を持つものは、その配位幾何構造ならびに触媒反応場を最適なものへと形作っていると考えられている。本実験では、その概念を実験的に証明するべく異種金属原子で置換を試み、その配位幾何構造がどのように変わるかをX線結晶構造解析から確認し、その剛直性ならびに多様性について機能的側面から考察した。
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