SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
Angucycline抗菌化合物のヒスチジンキナーゼ結合部位の探索
岡島 俊英犬飼 洋一長尾 勇希江口 陽子石川 彰彦五十嵐 雅之内海 龍太郎
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 8 巻 1 号 p. 79-83

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抄録
Angucycline 抗菌化合物 aquayamycin の結合部位を決定するため、大腸菌センサーヒスチジンキナーゼ EnvZ DHp ドメインの結晶を調製し、同化合物でソーキングした。Aquayamycin の結合によって茶褐色に変色した結晶について、X線結晶構造解析を行った。しかしながら、電子密度マップ上で、aquayamycin に対応する電子密度は認められなかった。また、Angucycline 抗菌化合物 waldiomycin に対して親和性が低下する S242A 変異型 EnvZ の DHp ドメインに関しても、X線結晶構造解析により構造決定した。
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